2019年1月5日土曜日

美術教室、Taipei Dangdai Art & Ideas、FACE 2019

いくつかお知らせがあります。

・お知らせ①
福岡市中央区春吉のカフェギャラリー「タグスタ」をお借りしてやってる美術教室ですが、Twitterアカウントを作りました。
だいたい隔週金曜日にやっていますが、お店や私の都合で変則的なので、スケジュールをこちらからご確認いただければと思います。
ちょいちょい教室の様子などもアップできたらと思っています。


・お知らせ②
お世話になっている神戸のギャラリーヤマキファインアートが台湾のアートフェア「Taipei Dangdai」に出展するそうです。その中で、各ギャラリーが一品ずつ出品する集合セクションに生島の作品「オートミール」が展示予定です。

Taipei Dangdai Art & Ideas
https://taipeidangdai.com/

・お知らせ③
公募展「FACE 2019」に生島の作品が入選しまして、下記画像の応募作品「剪定」が展示されます。2016年に制作した「アーバンライフ」という作品以降、街路樹というモチーフがとても気になっていて、その延長にある作品です。都会と自然をつなぐ存在として、また現在の日本人の暴力的な精神性をあらわすようなモチーフとして、とらえています。いずれ詳細をブログでも書ければと思っています。

FACE展 2019 損保ジャパン日本興亜美術賞展
https://www.sjnk-museum.org/program/expect/5767.html


近頃について。抱負的なもの。

あけましておめでとうございます。元日から、普段と変わらない暮らしをしています。

昨年一年はびっくりするくらいあっという間に過ぎてしまいました。2017年末に始まった九州芸文館の「藝術生活宣言」、昨年3月11日の最終日まで、みっちりかかりっきりでした。その展覧会で使った木蝋と和紙がとても使い心地がよく、アクリルをやめようと決心し、木蝋と組み合わせることができる素材として、ずいぶん久しぶりに油絵を始めました。それと平行して墨、炭がおもしろく。その素材との関わりに、費やした一年だったように思います。

長い間紙にアクリルで描いていた時期があり、その後いろんな要因が重なり、次第に絵そのものの物感、素材ということを探っていくようになりました。そうすると、どうも天然由来の素材に力強さを感じます。素材を試す都度、出来ることと出来ないことが変わってしまい、端から見ると何やってんだろっていうふうに見えるやもしれません。パフォーマンスもインスタレーションも企画もやるんだから、昔からそう思われてますかね。

自分でも「何やってんだろう」と、思いつつ実際には目の前の階段をひとつずつ登っている感触があります。約20年ぶりに再開した油絵は、かつてそれをやっていた時に求めていた「手応え」をすんなり獲得していました。

私は、自分自身の世界だけでは、絵を深めていくことが難しい人間です。そのため、いろんな場所に出向いていろんな人やモノに触れ、自分の世界を押し広げていかなければなりません。そういう意味では昨年は、自分の中の変化がダイナミックすぎて、言語化や作品化が困難でした。

昨年感じたのは、どうやらこの自分だけの旅はほぼ終わったなということです。私はもう飢えてないようです。新しいもの好きで飽きっぽい性格は変わりませんが、すでに満たされた自分の生活、要素の中で、作品が生み出せないか。そういうことを始めることができました。始めたばかりなので、どうもまだ集中力が足りません。しかし、ネガティブな力はもう選択する必要がなさそうです。身体感覚や、生き方と直結しない、頭だけで作る作品も必要ありません。

思えば、続けることや、やると決めたことを全然できないようなだらしのない生き方をしてきました。その辺については、今でも大して変わりありません。

ところが、不思議と「作品を作る」ということだけは続けています。様々な表現方法に手を出しながら、そして、いつも絵に戻ってくるのです。

昨年、福岡で私が一番好きな美術家である齋藤秀三郎さんと展覧会、トークイベントをご一緒させてもらいました。
その展覧会の時には、齋藤さんの設営をお手伝いさせてもらったので、車の中で色々と話をしたのですが、齋藤さんがふと「今まで絵を描いてきて本当によかった」と力強く滋味たっぷりに言ったことがあって、2018年で一番感動した瞬間だったかもしれません。一人の人が90年以上生きていて、そう言わしめるものに、自分は打ち込んでいるのだ。そして、かくありたし。心に刻みました。

2018年はたくさんの人から、言葉と態度で大きなものをいただいたように感じています。
今までは作品(のなりたち)ばかり見ていたように思いますが、それを作る人となりというものに、刺激を受けることが多くなりました。誠実であることと、対話をすること。自分にとって大きなテーマのように思います。

相変わらず色々言ってますが、そんなふいんきで本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって幸せな一年となりますように。

2018年9月16日日曜日

ポートレイト、キャラクター、抽象

2017年に制作した作品のうち、ポートレイトのシリーズ、現代書道に触発されて制作したキャラクターシリーズ、抽象画のシリーズをアップしました。

遠い山並みの光

アクリル絵具でキャンバスに描くポートレイトシリーズは2017年でいったん終えました。素材そのものへの関心と、制作ペースの変化が強まり、現在は油絵具や木蝋、蜜蝋を使った制作をしています。

人物14

一方、水性の画材で紙に描くということは相変わらず好きです。2017年には書道作品を見る機会が度々あり、そのアプローチがとても興味深くてさっそく真似ました。マンガやイラストからも大いに触発され、それらの影響をそのまま表現しました。制作中の身体的な反応がダイレクトに画面に出るので、なんとも気持ちよい。

カラフル山水1

画面の質感や色の響き合いだけで構成していく、抽象画も複数制作しました。描いていくうちに風景が見えてくることがしばしばなので、私の理解する山水画的な要素と結びついています。

2018年4月30日月曜日

美術教室 5〜6月の日程

春吉のタグスタで隔週くらいの感じで開いている美術教室。
初回の方は、どんなことしますかねというオリエンテーリングを行い、そのあと作品作り等々をいっしょにやっていく感じで進めています。

毎回来てくださる方のメンツが変わるのと、タグスタの展示が変わるのとで、その都度、雰囲気が違うように感じています。
だいぶ美術教室らしくなってきたような。
そして、大人の趣味の時間という感じで、とても楽しくやらせてもらっています。

さて、今後の日程をお伝えします。

・5/4(金)20:00~
・5/18(金)20:00~
・6/1(金)20:00~
・6/15(金)20:00~
・6/29(金)20:00~

***

お問い合わせ:syourinokane@gmail.com (生島)

初回受講:1000円+タグスタの飲み物付
2回目以降:2000円+タグスタの飲み物付

場所:
TAG STÅ
URL:http://tagsta.in/
〒 810-0003
福岡県福岡市中央区春吉1-7-11
スペースキューブ1F

2018年3月22日木曜日

美術教室

春吉のタグスタで隔週くらいの感じで開いている美術教室。
初回の方は、どんなことしますかねというオリエンテーリングを行い、そのあと作品作り等々をいっしょにやっていく感じで進めています。

私自身が慣れていないのもあり、手探りでやっていますが、できれば作品はこうして作るものですよなどということは言わず、発見と探求のお手伝いができればと思っています。
参加されるみなさん同士の交流というのも楽しくて、充実した時間をもらっています。
どうぞお気軽に足を運んでください。

今後の日程をお伝えします。

・3/23(金)20:00~
・4/6(金)20:00~
・4/20(金)20:00~

***

お問い合わせ:syourinokane@gmail.com (生島)

初回受講:1000円+タグスタの飲み物付
2回目以降:2000円+タグスタの飲み物付

場所:
TAG STÅ
URL:http://tagsta.in/
〒 810-0003
福岡県福岡市中央区春吉1-7-11
スペースキューブ1F

赤玉ケイトオムニバス盤

九州芸文館の「藝術生活宣言 だって楽しいんだもん」展も3月11日で無事に終了しました。
皆様本当にありがとうございました。
上記展覧会の振り返りをする間もなく、次は福岡県立美術館の展覧会「赤玉ケイトオムニバス盤」に作品を展示します。

企画をしている牛島智子さんという美術家のことを何と言い表せば的確なのか、いまだに判然としません。
そのくらい底知れない雰囲気の漂う作家さんですが、素材や規模や人間関係といったものにとらわれることなくとにかく自分のやりたいことをやりきってるということでは、県下屈指の作家さんではないでしょうか。
八女にお住まいで、木蝋や和紙といった地元の素材を使い、現代美術と主婦感覚が絶妙に混じったスペクタクルといった雰囲気で、精力的に展覧会をされているのですが、そのスペクタクルの現場で展覧会に誘われ、ご一緒することとなりました。
今回、諸事情により牛島智子個展の体裁をとりつつ、その中に複数の作家の作品やパフォーマンスみたいな出来事が内包されているというかっこうで、そのあたりの展覧会の組み上げ方の強引さもさすがの一言に尽きます。

今回の展覧会では、年齢や作風など牛島さん以外に誰が集められるのかという作家群で、特に世代を超えた作家の交流ということは、牛島さんが今回とりわけやりたかったことだそうです。
私個人としては、斎藤秀三郎さんとご一緒できることが大変光栄ですが、本展のミーティングの際に、斎藤さんに芸文館のチラシを手渡ししますと「おー。あの。楽しくなくっちゃあ藝術じゃない展の。」というお言葉をいただき、もう本当にそれでよくてありがたい気持ちになりました。

会場構成的にも、斎藤さんの真横で、引き続き絵画を主としたインスタレーション的な作品を制作予定です。
また、期間中は私30,31日の午後から会場にいます。
展覧会の全貌は謎です。

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「赤玉ケイトオムニバス盤」
入場無料・無休
日時:2018/3/27(火) - 3/31(土) 10:00 - 18:00
場所:須崎公園、福岡県立美術館1階・3階4号室(福岡市中央区天神5-2-1)

参加作家:関内潔、辻川綾子、牛島智子、山内光枝、長野聡史、重松希、生島国宜、櫻木雅美、山本陽子、山本隆明、斎藤秀三郎、三輪恭子、八尋恵 eito

★ギャラリーツアーとダンス(ダンス工房ハエちち)
3/31(土)13:30 - 15:00 4階視聴覚室

★カフェナギコバスキ
会期中 10:00 -17:00 公園バラアーチにて(貸紙衣座布団もあります)

2018年3月4日日曜日

3/11 藝術生活宣言 クロージングパーティー

筑後市の九州芸文館の展覧会は2018年3月11日が最終日です。その日には会場全体を使ってクロージングパーティーを行います。
藝術生活宣言と題した今回のグループ展で、私は自分の生活の中に息づくもの、その延長と思えるところを作品化しました。

ところで普段皆さんどのような暮らしをしているでしょうか。
朝起きて、まず思うことは?
お昼ご飯は何を食べますか?
夜寝る前に何をしますか?

私はここ数年、自分のことを「絵描き・画家」と称していますが、表現者である前に生活者であると思っています。
絵描きを志したころはただの学生で、表現者の暮らしと自分の暮らしは程遠いものと思っていました。
少しずつ絵描きとは、表現とは何かということがはっきりするにつれて、暮らしと自己探求(自己実現・自己成長)が一体のものとなっていきました。
今の暮らしのなかで、自分が不本意のまま、納得せずに行っていることはほとんどなくなりました。
さて、そのような藝術生活は一般的な社会生活と縁遠いものでしょうか。

3月11日という日は、実際に日本人の多くにとって特別な日であり続けているような気がしますが、私にとっては自分をかえりみるとても大切な日です。
自分の表現(大げさに言うと生き方)をかえりみる日と言い換えてもいいでしょう。
現在、私が表現しているものが真摯で、目指すものであるかを確かめてみる日です。
これは2011年に、震災後の圧倒的な虚無感の中から救い出してくれた素晴らしいライブの音楽体験のおかげで、今表現できることをちゃんとやるってことは素晴らしいなあと強烈に思った体験のおかげです。

自分が日々の営みの中で、じんわりとにじみでる、おのずから湧き上がるものを信頼しています。
日々の暮らしの中で、突然出会うものを信じています。
そういったものは、私が目を開き、胸を開けば例外なく、豊かで刺激的なものを提供してくれると思うのです。
たとえ一般的には、恐怖や不安と呼ばれるものであっても。

当日は、展示室の雰囲気を変えて、くつろいで人とお話しできてゆっくり作品を楽しむことができるような空間を提供するつもりです。
そして、空間を作ることでちょっとしたハプニングを呼び込めるはずですので、どうぞお楽しみに。

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・藝術生活宣言 クロージングイベント

日時:3月11日(日)10:00〜
場所:九州芸文館・大交流室

①クロージングパーティー
DJ:Kenta Inamasu、Ixima、佐藤 渉、Wakamatsu、清家一平ほか
時間:10:00~
参加費:無料 ※チラシで1,500円とお伝えしてましたが変更になりました。

②加藤笑平 パフォーマンス「open to outside into bridge someone wide and flow belong by future from here 11th March.」
時間:お昼頃〜
参加費:無料

③ビョンさんと語る福岡釜山の映像作品交流(仮)
クロージングイベントの一環としてビョンさんとのトークをおこないます。
テーマは福岡と釜山の映像作品交流について、歴史、現状、今後への提案です。
語り手:ビョン・ジェギュウ(釜山/アーティスト、研究者)
    山本 宰(福岡/FMF主宰)
コーディネート:宮本初音(福岡/ART BASE 88)
時間:13:30〜(1時間程度)
会場:大交流室
参加無料/予約不要

④出品作家+出演DJとの交流会
『筑後アート往来2017→2018』出品作家や「クロージングパーティー」に出演するDJと
楽しくおしゃべりできる交流会です!ぜひご参加ください!
会場:教室工房3・4
時間:16:30〜
参加費:大人1,500円(ドリンク・軽食付)

▼九州芸文館
福岡県筑後市大字津島1131
https://www.kyushu-geibun.jp/main/3696.html